ガーデンエリアガーデンエリア「ガーデンエリア」は、花の拠点「はなふる」のメインエリアです。
このガーデンは、異なったコンセプトによる7つのエリアから構成されています。
北海道を代表するガーデナーが、それぞれのガーデンを趣向を凝らして設計し、個性的に作り上げました。訪れた人々が四季折々の花や樹木の美しさを鑑賞するだけでなく、遊びながら自然の豊かさや変化を身体で楽しんでもらいたいという願いが込められています。
植物の形・色・香りの美しさの秘密は、自然に適応した生命の強さでもあるので、樹木や花々との上手な交流、管理が必要です。
市民のやさしく細やかな手入れが、「はなふる」の未来、素敵なガーデンをつくります。

01
えこりん村 キッチンガーデンEcorin Village Kitchen Gardenおいしさが実る庭

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キッチンガーデンは、野菜・果樹・ハーブを観て楽しめるようにデザインした庭です。色鮮やかでちょっと珍しい野菜や、可愛らしくて美味しい実をつける果樹、古来より薬用や染料として利用されているハーブなどを植栽しており、美しさや心地よさだけではなく、生長の過程と新しい発見を体験できる「見る・知る・楽しい」が詰まったガーデンです。春には野菜の瑞々しい美しさを、夏・秋には実った果樹の実やハーブの花の香りを、そんな恵庭の季節の移り変わりを、植物を通じて感じることができます。食べられる野菜や果樹だからこそ、「安全・安心」にこだわり、農薬を一切使わない栽培管理スタイルを徹底・実践しています。大切な土づくりではSDGsに配慮し、えこりん村オリジナルの「完熟堆肥」を使用しています。循環やエコもテーマとなっている環境に優しいキッチンガーデンをぜひご覧ください。
staff

(株)アレフ 銀河庭園チーム

前野 貴子 氏

PROFILE

北海道農業専門学校卒。(株)アレフにて伊達実験農場、ガーデンセンター花のまきば、2007年より銀河庭園の植栽管理業務に従事。

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(株)アレフ えこりん村ウェルカムセンター

後藤 司 氏

PROFILE

2003年北海道新聞ポケットブック【楽しい家庭菜園】監修。2004年~2005年NHK北海道内の夕方の番組で家庭菜園のアドバイザーとして出演。2006年からえこりん村に勤務。農業生産や家庭菜園の講習を担当。

02
グラベルガーデンGravel Garden発見の庭

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このガーデンは砂利(グラベル)で、土を使わない環境を好む植物を選び、植栽デザインしました。 肥沃な土壌でなくても育つことができる植物たちは、乾燥に強いものが多く少隔でも育つことが特徴です。 これからの季節の変動にあわせて、私たちは色々なことを考えながら植物を選び、育てていかなくてはなりません。 環境にあわせた植物を選ぶことで、どんな場所でも花を楽しみ、庭づくりができるという新しい可能性を発見するためのガーデンです。 こぼれが種から育つものなども大切にしながら、植物自身の力で変化していく庭の様子も季節を通じて観察してみてください。 この庭が皆さんの庭づくりの新しい発見になることを願っています。
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上野ファーム

上野 砂由紀 氏

PROFILE

米農家の5代目として生まれ、農場の魅力をつくるため家族で庭づくりをはじめる。北海道の気候風土で育つ植物がつくる庭を「北海道ガーデン」と考え、北国に合わせた庭づくりと魅力発信に奮闘中。

03
暮らしを恵む庭A Garden-Celebrating Lifeみんなのいこいの花畑

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暮らしを恵む庭は、「住まいと暮らし」に密着した庭の愉しみ方を、恵庭に暮らす市民の知識と経験を使って提案するガーデンです。これまで恵庭市民に親しまれてきた「いこいの花畑」はたくさんの人をつなげる場所でした。そんな恵庭市民に大切に育てられてきた「いこいの花畑」のお花たちもこのガーデンで今もきれいに咲き続けています。訪れた皆さんが「うちの庭でもやってみたい」と思えるポイントをコンパクトに詰め込むことで、皆さんの庭づくりのきっかけや植え方のヒントが見つかって、「花いっぱいのきれいなお庭がどんどん増えますように」「たくさんの方に植物を育てる楽しみを知ってもらえますように」という想いを込めました。
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恵庭市フラワーマスター協議会

PROFILE

恵庭市内でガーデニングに関する専門的な知識と技術を持つ北海道知事認定のフラワーマスター15名により、平成17年2月に発足させた協議会。恵庭市や恵庭花のまちづくり推進会議が中心となって展開している花のまちづくり活動のサポートや、毎年6月に開催している恵庭花と暮らし展でのアドバイザーとしても活動中。

04
プレイグラウンドThe Playground森の中の日常を楽しむ

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私たちの日常は植物と共にある。このプレイグラウンドはそんな誰かの大切な一日のための場所、周りの自然と一体となって呼吸し活動する人のための場所です。地形や水辺、植生のもとある自然をいかしつつ、ところどころに石を配置し、新たな植生を育み、自然度が高く「いきもの」として遊びたくなる空間を目指しました。白樺の芽吹きと緑陰を愛でて歩くウッドランド、緩やかに起伏する地形に駆け上がって日向ぼっこをするグラスランド、漁川へと蛇行する小川に誘われて、小さな池のほとりで飛び石を行くストリーム、それぞれのエリアをつなぐのは、そこかしこに息づく植物たちと人の時間です。春のスミレとスモモの花、夏のノハナショウブやアヤメ、秋のサラサドウダンの紅葉、そして冬の白樺と雪、風景は日々変化してゆきます。季節の移ろいを感じながらこの場所でそれぞれの時間を、楽しく、遊んでください。
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十勝千年の森

新谷 みどり 氏

PROFILE

南九州大学園芸学部造園学科卒。スウェーデンRosendals Tradgard、Millesgardenでガーデナー修行。日本の造園とナーサリーで経験を積んだ後、十勝千年の森の庭造りに取り組む。

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十勝千年の森

笹川 慎太郎 氏

PROFILE

神奈川県横浜市生まれ。法政大学で建築学を学び、東京都内の花屋に就職。その後、2016年に北海道へ移住し、ガーデナーとして十勝千年の森の庭造りに取り組む。

05
大きなカステラが焼けるお庭Picnic&Library Garden楽しいピクニックとゆっくり本が読める

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このガーデンには、ダイニングテーブルやライブラリー、小さな芝生広場、小さな果樹園、木立と草原があります。ピクニックシートを広げて家族で楽しんだり、寝そべって本を読んだり、大切な人たちと大切な時間を過ごしたり、ゆったりと一人の時間を楽しんだり、思い思いの時間を過ごして欲しいという想いを込めてデザインしました。ダイニングテーブルの周りは、差し込む光の色を意識した、お家でも取り入れやすい身近なサイズの細やかな植栽デザインを、並木の花壇の植栽は、わくわくして駆け出したくなるような北海道らしい風景のガーデンにしました。私たちのガーデンデザインの根幹にあるのは「ヘルス&ハピネス」、人々の健康と幸せの空間です。みんなの笑い声や歌がひびき合う、新しい人とのつながりや新しい発見が生まれる気持ちのよいガーデンになることを願っています。
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キノ花園計画

柏倉 一統 氏

PROFILE

京都造形芸術大学卒。20代から公園の施工管理業務を経験後、月形町にてガーデンデザイナー梅木あゆみに師事する。2019年チェルシーフラワーショー金賞受賞。

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未季庭園設計事務所

佐藤 未季 氏

PROFILE

英国Writtle Collageにて造園、Inchbald School of Garden Designにてガーデンデザインを学ぶ。ヒリア樹木園、アダム・フロリストデザインにて研修。2019年チェルシーフラワーショー金賞受賞。

06
ミチノモリWoodland Wonders四季の移ろいを楽しむ森のさんぽ道

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ミチノモリは、季節によって様々な表情を魅せる森です。雪に覆われる北海道の長い冬までも楽しむことを意識して、カラーステムを多く取り入れたデザインです。赤や黄色、緑のカラフルなグラデーションの幹や枝のカラーステムは、しんとした雪景色の中でその魅力を発揮し、モノクロの景色に彩りを与えることで皆さんに新しい発見を届けます。長い冬をたくましく生き抜いた先には、春の訪れを告げるスノードロップなどの小さな花が日差しを目一杯浴びて林床を飾ります。夏には樹木の枝葉が作る緑陰ときらきらと風にそよぐグラスの穂、秋には紅葉や黄葉、草紅葉が秋色に燃え上がり、四季折々の表情を魅せます。日々の忙しい生活から一度抜け出し、森の息づかいや植物の力強さを感じていただけます。10年後、20年後の皆さんと一緒に成長していく森の庭です。
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イコロの森

北村 真弓 氏

PROFILE

広島県呉市生まれ。9年間の銀行勤務を経て英国の農業大学リトルカレッジで3年間、ランドスケープデザインを学ぶ。2007年からイコロの森に勤務。

staff

イコロの森

高林 初 氏

PROFILE

静岡県浜松市生まれ。立命館大学理工学部を卒業後、リトルカレッジでガーデンデザインを学び、英国ウィンザーグレードパークで庭園管理を経験。2010年からイコロの森に勤務。

staff

イコロの森 

田辺 沙知 氏

PROFILE

ICU教育学部で生物学、北海道大学大学院で植物生態学を学び、のちにスコットランドのエジンバラ大学にてランドスケープアーキテクチャーを学び、現在、イコロの森に勤務。

07
虹色の鳥RAINBOW BIRD花と風の丘

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このガーデンは、小高い丘の下にあるとても日当たりの良い場所です。センターハウスからは、森の庭を抜けた先にぽっかりと現れるエリアで、にぎやかな花畑を作ろうと考えました。「花と風の丘」を見たときに、空の上から楽しそうに花畑を見下ろすハチドリが、ホバリングしている姿に思えました。花のまち恵庭を作ってきた先人が空から見守っているようで、今もそれを繋げている人々や未来の恵庭にいつも虹色の花が咲いていますようにという感謝の気持ちを込めて作りました。
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サンガーデン

土谷 美紀 氏

PROFILE

実家である花苗生産(株)サンガーデンの取締役。ガーデン設計施工管理に携わる。恵庭市フラワーマスター、恵庭花のまちづくり推進会議のメンバー。